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上海事務所開設で地盤固め、中国客倍増目指す
(日刊旅行通信 12月14日号掲載)

エヌオーイー(NOE)は、上海駐在員事務所のオープンを機に、現地での情報収集や、企画商品の深化・拡充、品質管理などを強化し、将来的には中国方面への送客倍増を目指す方針だ。

橋本肇執行役員営業企画部長は、「今春の反日運動が起こる前までは、中国方面への送客は好調に伸びていた。環境さえ整えばポテンシャルは高く、北京オリンピック、上海万博も視野に取組を強化する」と述べ、ホールセール商品のスカイツアーはもとより、新日本トラベルのメディア周遊商品を含めて商品強化、販売強化に取り組む考えを示した。

NOE上海駐在員事務所は、去る11月1日にオープンし、12月8日には上海のJWマリオットホテルで披露パーティを開催、計約70名が参加した。日本からは、石川和夫社長、次期社長に内定した林田建夫監査役をはじめ、計7名が訪中して参加、NOE初の中国への駐在員事務所開設を盛大にアピールした。

上海事務所長には、スカイツアーの中国商品企画などを担当してきた越山武氏が就任しており、中国人スタッフ1名とともに計2名で業務に当たっている。主要業務としては、レジャー部門の商品企画のための情報収集を行い、日本の企画担当者等へフィードバック、企画造成に役立てるほか、商品の品質管理、レジャー・ビジネス部門を含めた現地対応などを行う。

とくに、品質管理では、既に、NOEの統一ウインドブレーカーを作成、空港での出迎え等で着用することで参加者の安心感を醸成する取組を始めた。また、契約先旅行会社のガイド教育で協力するほか、手配機能のサポートなども行うことで、さらに高品質なサービス提供に繋げたい考え。

今後のレジャー部門の商品拡充については、まず、スカイツアーは上海、北京、桂林、広州、大連等を中心に商品造成を行ってきており、今後は新たなデスティネーションの開拓や、例えば上海商品でも切り口を変えた企画開発などを行っていきたい考えだ。 また、10月1日付で統合した新日本トラベルが展開するメディア商品は、これまでヨーロッパを中心に展開してきたが、中国の周遊商品を拡充していく方針。

もちろん、中国はビジネス部門での取扱いも多いが、とくに、NOEはNHKをはじめとする放送機関のオリンピック取材等の旅行手配を受注してきた実績があり、来る2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博などは大きなビジネスチャンスとして、今後の取扱拡大を目指す。 なお、上海駐在員事務所の住所は以下の通り。

上海市浦東新区陸家嘴環路1000号 HSBC Tower

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