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NOE、新日本トラベルを買収、100%子会社に 直販事業を強化、海旅取扱額13位レベルに躍進
(日刊旅行通信 7月30日号掲載)

エヌオーイー(NOE)は7月29日、新日本トラベルを買収し、100%子会社として傘下に収めたことを発表した。今後も吸収合併などは行わず、あくまで100%子会社として事業を継続。新日本トラベルの社名および「SNTバカンスツアー」というブランド名も残し、メディアによる直販という従来路線を継承する。ただし、片山実社長は退任し、石川和夫NOE社長が新日本トラベルの社長を兼務、新体制でNOEグループとして新たなスタートを切る。

これにより、NOEグループは、ほぼ海外旅行事業に特化した事業形態ながら、2002年度ベースで400億円規模まで年間取扱高が拡大することとなり、海外旅行分野では13位レベルに躍り出ることになる。

NOEは従来より、M&Aによる企業買収や合併などを積極的に進めてきたが、今回ほど、取扱規模の拮抗した企業を買収するのは初めて。NOE、新日本トラベルともに、国土交通省がまとめている主要旅行業者50社にランクインしている。

NOEは、レジャー部門およびビジネス部門を事業の両輪としているが、今回の新日本トラベル買収は、レジャー部門における営業基盤の一層の強化が目的。

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