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NOEがジェット・エア・サービスを合併 2004年に新会社スタート、業務渡航の業容拡大
(株式会社 航空新聞社 旅行通信 4月16日号掲載)

ニュー・オリエント・エキスプレスは4月15日、ジェット・エア・サービスと今年末を目途に、合併することで基本的合意に達したと発表した。

NOEはジェット・エア・サービスから株式を譲り受けて子会社化し年内に合併、2004年から新会社としてスタートする。ジェット・エア・サービスの全社員48名のうち、親会社の日本信販からの出向役員を除く40数名はNOEに全員移籍する。

今回の合併は実質的にはNOEがジェット・エア・サービスを吸収合併する形となるが、NOEでは「意識的には50対50の対等合併で臨みたい」とジェット・エア・サービス社員に配慮を見せている。

両社の合併については、2001年の米国同時多発テロ事件以前から話しがあったという。メインバンクがNOEは旧三和銀行、JETが旧東海銀行で、両行がUFJ銀行に統合したことで、銀行側から合併を打診された。

会社設立がNOE社は1960年、JET社は1961年と業界では共に歴史があり、業務渡航分野で共に長年にわたり順調に業績を上げていることで、合併の話が持ち上がった。それが、米国同時多発テロ事件による旅行需要の激減で、業界全体が経営見直しを迫られる中で、一旦は冷却期間が置かれたが、昨年秋から合併協議が再開、イラク戦争、重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響で、米国同時多発テロ事件以上に業界が厳しい折、合併によりビジネストラベル部門での業容の拡大が図られ、仕入力強化など、シナジー効果も大きいことから、今回の合併合意に至った。

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